あのケガがなければ…。日本人「ガラスの天才」（10）多すぎる…。30歳になった天才10番
サッカー選手は常に怪我と隣り合わせだ。1つの怪我でキャリアを棒に振ってしまう選手もいれば、何度も大怪我を負いながらもその逆境を乗り越えて長く活躍する選手もいる。今回は最高級の才能がありながらも、怪我に苦しむキャリアを歩んできた“ガラスの戦士”を紹介する。
●MF：大島僚太（川崎フロンターレ） 生年月日：1993年1月23日 日本代表：7試合0得点1アシスト 大島僚太はJリーグを代表する「天才プレーヤー」の一人と見ていいだろう。静岡学園高校を卒業した2011年より川崎フロンターレに加入した。2016年には、クラブ史上初の日本人で背番号10を背負う。そして出場こそなかったが、2018年にはロシアワールドカップ日本代表メンバーにも選出され、同年にはJリーグベストイレブンも受賞している。サポーターからも人気のある存在だ。 しかし、そんな大島の決定的な弱点が“負傷離脱の多さ”だ。とにかく細かい怪我を頻繁に繰り返してきており、なかなか継続して出場機会を確保することができていない。事実、大島はこれまで1シーズンでJ1リーグ30試合以上に出場したことが一度もない。そんな大島だが、2023シーズンは途中出場が多いながらも開幕からコンスタントに出場を続けていた。しかし、出場がなかった7月8日に行われたJ1第20節、横浜FC戦で負傷し、右下腿三頭筋肉離れと発表された。それ以降、J1第30節終了時点でピッチに立つことができていない。 大島はこのように怪我の多さが影響し、日本代表の常連メンバーにもなることができていない。類稀なパスセンスと非凡なテクニックを兼ね備えるなど能力はピカイチなだけに、もったいないという印象がぬぐえな。そんな川崎Fの10番は今年、30歳を迎えた。その輝きをピッチで放ち続けることを期待する者は少なくない。
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