サッカー男子・細谷、ネット騒がせた「細谷の1ミリ」を冷静に分析「背負ったときに大股になってしまった」 W杯でのリベンジ誓う
パリ五輪のサッカー男子で8強に終わった日本代表のFW細谷真大(22)=柏=ら国内組の選手14人とコーチングスタッフが4日、羽田空港に帰国した。エースストライカーの細谷は「やっぱり特別な大会でもありましたし、最後負けてしまいましたけど、あのメンバーで戦えてよかった」と大舞台での戦いを振り返った。 【写真】「細谷の1ミリ」でゴールが取り消されてぼうぜんとする細谷 24歳以上の選手を起用できるオーバーエージ枠を使用せずに臨んだ日本は、予選リーグを3連勝で突破。勢いに乗って準々決勝に臨んだが、スペインに0-3で敗れた。「やっぱり悔しさは残っているので、W杯の舞台でしっかり晴らしたい」とA代表でのリベンジを誓った。 細谷はスペイン戦で0-1の前半40分、MF藤田からのパスを背負って受けると、相手DFを振り切り反転しながらシュートを放ち、同点となるゴールネットを揺らした。しかし、VARが介入し最終結果はオフサイドに。映像では細谷の右足かかとがわずかに出ていたことが確認されゴールは幻となった。この精密な判定にネットは大騒ぎ。22年カタールW杯のスペイン戦でゴールが認められた「三笘の1ミリ」をもじった「細谷の1ミリ」がトレンド入りするほど大きな話題となった。 試合後、映像を確認したという細谷。「感覚的にはそういうの(オフサイド)はなかった。背負ったときにやっぱりどうしても大股になってしまったので、そこが出ちゃったのかなと思います」と冷静に分析した。 チームとしては悔しい結果に終わった中、個人として世界に通用する場面は何度も見せた。「フィジカルのところを含めて余裕っていうのもありますし、やれてるなっていう感覚はあった。あとはそういうゴール前の質ってところをちょっと高める必要があるのかなと思います」とさらなる進化に向けて意気込んだ。