DeNA三浦監督 FA熟考・佐野の残留熱望「リーグ優勝するためには間違いなく必要な選手…祈ってます」
26年ぶり日本一を達成したプロ野球DeNAの三浦大輔監督(50)と南場智子オーナー(62)が11日、東京都内の日本記者クラブで会見し、三浦監督が今季国内フリーエージェント(FA)の権利を取得した佐野恵太外野手(29)の去就について思いを語った。 【写真】日本記者クラブで会見に臨んだ南場オーナー(左)は三浦監督の言葉にほほ笑む スーツ姿にトレードマークのリーゼントをばっちりと決め会見の臨んだ三浦監督は、佐野の去就について質問が飛ぶと苦笑いを浮かべながら「来年リーグ優勝をするためには間違いなく必要な選手。ぜひ残ってほしいと思っていますし、その気持ちは伝えていますし…祈っています!」と改めて“残留要請”を会見を通して行った。 現在、佐野は同権利の行使について熟考する姿勢を見せている。16年ドラフト9位で明大から入団し、プロ8年目で通算842試合に出場。打率・289、90本塁打、388打点の成績を残し、11月に開催される「第3回WBSCプレミア12」では、初の「侍ジャパン」入りを決めている。20年に首位打者、22年に最多安打のタイトルを獲得した「安打製造機」で、今季は主に3番に座り、139試合、打率・273、8本塁打、62打点とチームの3年連続CS出場に貢献した。球団側は、残留交渉に全力を注ぐ姿勢を示している。 冒頭では「ホッとした気持ちと、うれしい気持ちが込み上げてきました」と改めて日本シリーズ優勝というタイトルをつかんだ素直な思いを語り、「1998年に選手として経験したが、その後はもう一度という思いはありましたが達成することができず、監督として今回タイトルを獲ることができ、これだけいいものなのかと感じましたね」と笑顔を見せた。 会見では「横浜への思い」から「日本シリーズの舞台裏」「巨人に対する現在の考え方」そして南場オーナーには経営者の立場から見たDeNAブランドの今後のビジョンなど多岐に渡る質問が飛び、2人は終始笑顔で考えや思いを語った。