関東第一、夏初制覇へ エース・坂井「先陣を切りたい」今大会15回2/3を無失点中「力尽きるまでやりたい」
ともに春夏通じて初優勝が懸かる京都国際と関東第一(東東京)は休養日となった22日、京都市内のグララウンドなどで調整した。京都国際は春夏通じて初の決勝。関東第一は1987年春に準優勝したことがあるが、夏は初の決勝となる。暑さ対策のため、午後2時開始だった昨年から変更となり、午前10時にプレーボール予定となっている。 関東第一は西宮市内のグラウンドで汗を流した。プロ注目のエース・坂井遼投手(3年)は、軽めのキャッチボールやダッシュなどで最終調整。優勝という新たな歴史を作るべく「先陣を切りたい」と力を込めた。 今大会では自己最速151キロを記録。全4試合で救援登板し計15回2/3を無失点と大舞台で成長を遂げてきた。3回戦以降はいずれも1点差の接戦を制してきたが「緊迫した空気をどう楽しむか。気持ち良く腕を振れてます」と泰然。「テンポが悪くなるのでフォアボールは出さないようにという意識と、打たせる意識があります」とチームの持ち味である堅守を生かしながら腕を振る。 京都国際の打線については「細かい打撃や走塁意識が高い」と警戒し「負けずに自分の真っすぐを貫きたい。力尽きるまでやりたい」と決意。全てを出し切り、頂点をつかむ。