残り物には〝コク〟がある! 余った〝鍋の素〟で簡単リメイク朝ごはんのススメ
キャンプのときの朝食はささっと準備したいもの。手間をかけずに、とは言いつつも、温かいものを食べて元気に1日をスタートさせたい! そんなときにおすすめなのが、前夜の鍋料理の残りを活用したリメイクごはんです。温めて、食材を入れればほぼ完成のお手軽さですが、味は折り紙付きですよ。 【写真】残ったお鍋の激ウマなリメイク飯を見る(全6枚)
お米の代わりに栄養豊富なあの食材を使うのはいかが?
【オートミール雑炊】 鍋の残りを使ったメニューといったら、真っ先に思いつくのは雑炊ではないでしょうか。雑炊を作るとき、ご飯の代わりにオートミールを使ってもおいしくできあがりますよ。 残った鍋の汁を温めたら、ここで大切なのが一度味見をすること。「ちょっと薄いかな」と感じるぐらいがちょうどいいので、味が濃ければ少し水を足しましょう。OKならここでオートミールを投入。大さじ4~5が1人分の目安です。 ぐつぐつ煮えてきたら、溶き卵を回し入れます。器によそったら、ネギをちらしていただきます。 ご飯を使った雑炊と違い、ぷちぷちとした食感が楽しいです。スープをしっかり吸収しているから、味も満足! なお、できあがりの量を見て「少ないかも」と思っても、あとからお腹が膨れてくるので、食べ過ぎには注意しましょう。 オートミールは食物繊維を筆頭に、ビタミンBやE、鉄分、カルシウム、ミネラルと、栄養素がたくさん含まれているのが魅力。日持ちもするので、キャンプのときに上手に取り入れたい食材です。
もちっとした食感で食べごたえあり!
【トッポギ】 トッポギはうるち米を使用したスティック状の餅(トッポギ)を、コチュジャンや砂糖で甘辛く煮込んだ韓国を代表する軽食メニュー。屋台料理としておなじみのトッポギですが、最近はチーズと組み合わせたり、ホワイトソースとトマトを加えたりと、進化系も続々登場しているのだとか。 そんなアレンジ自在なトッポギを使って、鍋の残りを最後までおいしくいただきましょう。 今回使ったのはエバラ食品の「プチッと鍋 旨辛みそ鍋」を楽しんだあとのおいしい出汁の効いたスープ。味噌をベースにコチュジャンや甜麺醤を合わせたスープなので、本場の味に近づけるのではないでしょうか。 温めた鍋にトッポギを入れて、ひと煮立ちさせたら完成! 煮崩れしづらいのもうれしいですね。 それではさっそく一口。朝のぼんやりした頭をしゃきっとさせてくれる、もちもちとした弾力がたまりません。口に広がる味噌のコクと甘み、そしてほどよい辛さ。本場の味に結構近いのではないでしょうか。とろけるチーズを乗せて味変するのもよさそうです。 鍋の残りは、さまざまな食材の旨みが溶け出した最高の副産物。これをうまく活用すれば、翌朝にはスペシャルな朝食が楽しめるというのもうれしいポイントです。ほぼ温めるだけという手間いらずのリメイク朝ごはん、ぜひ試してみてくださいね。
林 加奈子