防御率「1.64」の驚愕! 山本由伸が直近6試合で“無双状態”に「自分のピッチングができるようになっている」と実感するポイントとは
ドジャースの山本由伸が現地時間5月1日(日本時間2日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発して今季3勝目を手にした。6回5安打無失点5奪三振の好投で、防御率も3点台だった「3.54」から、2点台の「2.91」まで下げている。 【動画】6回無失点の好投!山本由伸のスプリットが冴えわたる! 山本は苦手としている初回に二死二塁と先制のピンチを招いたが無失点で切り抜けると、2回以降は走者を出しながらもスプリットやカーブで空振り三振を奪うなど、6回まで「0」を並べた。 メジャーデビュー戦となった韓国での開幕2戦目は1回5失点でKOされた山本だったが、その後は徐々に去年までの日本での“無双”状態の姿に戻ってきている。 米メディア『Talkin’ Baseball』はX上で「ヨシノブ・ヤマモトは、韓国でのMLBデビュー戦のあと、防御率は1.64だ」と伝えている。直近6試合の防御率がなんと1点台で、この日の試合を入れて15イニング連続無失点という好成績だ。 米メディア『SportsNet LA』はXに試合後の山本のインタビュー映像を投稿。山本は、前回のナショナルズ戦に続いて無失点という投球内容に「しっかり落ち着いて自分のピッチングができるようになっているので、それがいいピッチングにつながっている」と、手応えを口にした。 さらに「試合の流れ、例えばピッチクロックだったり、細かいところもたくさん違いがあるんですけど、そういったところも慣れてきましたし、それが自分のピッチングにつながっているかなと思います」と、メジャーの環境に適応してきたことが、プラスに働いていると話した。 また、スプリングトレーニングのときにくらべて成長した点を問われると「特に大きく変わったことはないんですけど、いろんな部分に慣れてきているのかなと思います」と、本来の自分の投球に近づきつつあることを実感している様子だった。 そんな山本に、この日は味方打線も序盤から6点を挙げるなど大量得点で援護した。大谷翔平は休養日でベンチスタートとなったが、ダイヤモンドバックス先発のジョーダン・モンゴメリーを3回でKOすると、山本が降板したあとの7回にも2点を追加して8得点を挙げた。 この日はタイガースの前田健太、カブスの今永昇太が勝利投手となり、背番号「18」のメジャー日本人3投手が同日に白星を挙げるという日本のファンにとっても嬉しい日となった。オリックス時代と同じくエースナンバーを背負う山本が、メジャーの舞台でも輝きを放ち始めている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]