センバツ 有田工、甲子園に出発 在校生300人と保護者ら激励 /佐賀
第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する有田工(有田町)の選手ら約30人が14日、甲子園に向けて出発した。午前9時から同校で出発式があり、1、2年生約300人と保護者らが拍手で送り出した。その後選手らはJR新鳥栖駅(鳥栖市)から新幹線に乗り込み、宿舎のある兵庫県へ向かった。 出発式で上原風雅主将(2年)は「甲子園で有工野球を貫き、有田町に1勝を持ち帰りたい」と意気込んだ。梅崎信司監督(42)は「公立校の普通の生徒たちが強豪私学に立ち向かう姿を見せることで、自分たちもやればできると証明したい」と語った。東福昌勝校長は「君たちの持ち味である、粘り強く、最後の一球まで諦めない試合を楽しみにしている」と激励した。 山口駿介選手(2年)の父洋さん(55)は「甲子園で子供たちが活躍するのを期待している。接戦で勝ち2試合目に進んでほしい」とナインらを見送った。 有田工は大会第4日の21日、第1試合(午前9時開始予定)で国学院久我山(東京)と対戦する。【井土映美】