【もしものときに「備えるお金」Q&A】親の介護にいくら必要? 被災したらもらえるお金は?
[雇用保険の基本手当日額の計算方法] 離職日の直前6カ月の賃金(賞与を除く)の合計を180で割った「賃金日額」の50~80%が「基本手当日額」として、給付日数分支給される。基本手当日額は年齢によって上限額が定められている。
Q.自然災害で住まいが被害を受けた場合、給付金やサポートはどんなものがある?
A.「被災者生活再建支援制度」の活用を 「暴風や豪雨、洪水、豪雪、地震や津波、噴火など一定規模以上の自然災害で自宅や家財に大きな被害を受けた場合、その程度に応じて『被災者生活再建支援制度』の支援金が受けられます。もし被災したら、被害状況がわかる写真などを撮影しておきましょう。それを添付して自治体に申し出ると、調査員が現場を調査して『り災証明書』が発行され、それに応じて『基礎支援金』と住宅再建のための『加算支援金』の額が決定・支給されます」(井戸さん) [被災者生活再建支援制度の支給額] 基礎支援金支給額…住宅の被害の大きさに応じて支給される全壊、解体、長期避難 100万円 大規模半壊 50万円 加算支援金支給額…住宅を再建するために支給 建設・購入※1 200万円 補修※1 100万円 賃借※2 50万円 ※1 いったん住宅を賃借したあと、自ら居住する住宅を建設・購入(または補修)する場合は、合計で200(または100)万円 ※2 公営住宅を除く
●教えてくれたのは ・ファイナンシャルプランナー 井戸美枝さん 社会保険労務士、産業カウンセラー。お金の話を簡単に読み解く経済エッセイストとしても活躍。『フリーランス大全』(エクスナレッジ)など著書多数。 ・ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢さん TVや新聞、雑誌、YouTubeなど多数のメディアでお金に関する情報を精力的に発信中。著書に『コツコツ続けてしっかり増やす!誰でもできるNISAの教科書』(ナツメ社)など。 取材・原文/国分美由紀 ※BAILA2024年2・3月合併号掲載