パリパラ車いすラグビー金の橋本勝也選手 福島県三春町で凱旋パレード 沿道に1800人祝福
パリ・パラリンピックの車いすラグビーで、日本代表初の金メダル獲得に貢献した橋本勝也選手(22)=日興アセットマネジメント、福島県三春町=が7日、三春町で凱旋(がいせん)パレードした。約1800人が詰め掛け、沿道から町内初の金メダリストを祝福した。 町保健センターから町役場前を通り、三春交流館まほらまでの約500メートルで実施した。三春中吹奏楽部が演奏する中、橋本選手は車椅子で登場し、小中高生や支援者らとともにパレードした。 「感動をありがとう」と書かれた手旗や、五輪マークなどを描いた手作りの旗を持った子どもからお年寄りが盛んに腕を振り、声援を送った。橋本選手は金メダルを掲げたり、手を振るなどして感謝を示し、記念写真に応じるなどしていた。 三春交流館では報告会を開いた。後援会長の坂本浩之町長が「感動と喜びを与えてもらった。さらなる飛躍を願うとともに、これからも町を挙げ応援していきたい」とたたえ、橋本選手は「連覇を目指し、次も三春町に金メダルを持って帰ってきたい」とロサンゼルス大会へ向けて誓った。
花束を渡した三春中2年の松井隼人さんは「将来は橋本選手のように世界で活躍する人間になりたい」と刺激を受けていた。