ドラマ『世界で一番君が好き！』（フジテレビ系）のロケ中での一コマ（’90年１月19・26日号）

「ゾンビですね。変わらない、いつも通り見てやってください」 11月１日、都内で映画『帰ってきた　あぶない刑事』制作発表会見が行われ、浅野温子（62）が登場。黒いサングラス姿で現れたW主演の舘ひろし（73）、柴田恭兵（72）に対し、毒舌で２人の若さを称えた。浅野もジャケットコーデ、ツーブロックのショートボブヘアとマニッシュな装い。彼らに負けない若々しい姿で会場を沸かせた。 【やばい！かわいい...】すごい！『あぶない刑事』撮影で大胆衣装の浅野温子がやばいくらいかわいい 「デビューは15歳。山口百恵主演映画『エデンの海』で山口のクラスメート役でした。以来、『スローなブギにしてくれ』や『陽暉楼（ようきろう）』など映画界で演技派と言われるほどの実績を残しました。 その後、テレビドラマに本格進出し、’88年に放送されたドレンディードラマ『抱きしめたい！』（フジテレビ系）でW主演した浅野ゆう子（63）と共に、“W浅野”と呼ばれ、爆発的な人気を博しました。以来、“トレンディードラマの女王”と言われています」（テレビ誌記者） 『F R I D A Y』はその頃から浅野に注目。ドラマロケ中に見せたカッコ良すぎる姿、『あぶない刑事』撮影中のノリノリな様子、アラフィフのW浅野ツーショット……。秘蔵写真で、彼女の駆け抜けた時代を振り返ってみたい。 ◆「オッハヨース！」撮影現場に現れた浅野は颯爽と本誌カメラにちゃめっ気ポーズ 真冬の早朝の東京・西新宿。革のハーフコートのポケットに両手を突っ込んで、颯爽と現場に現れた浅野温子は、開口一番、 「オッハヨース！」 と、スタッフに大きな声で挨拶。本誌カメラマンを見つけるなり、顔をしかめつつも、ちゃめっ気ポーズを見せてくれた。 「この日は、『世界で一番君が好き！』（フジテレビ系）の撮影で、浅野はイケてるOLを演じました。このドラマのオープニングタイトルの最後には、渋谷スクランブル交差点の中央で、三上博史とお互い運転する車から身を乗り出してキスをするシーンが。すごく話題になりました。最終話は視聴率25.5％を記録しています」（スポーツ紙記者） 撮影では、浅野は寒風の中、自転車で走るシーンを繰り返し、 「ウヒャ～、目から涙が出てくるウ～」 と悲鳴を上げながらも、気合十分。撮影隊を一番盛り上げていたのも浅野だった。 この当時、浅野はすでに結婚８年目。５歳の男の子の母親でもあり、「女が憧れるオンナ」アンケートでも堂々１位を獲得した。『あぶない刑事』の会見では、 「８年後にまたやるのかな？　いやになっちゃうね～。整形しないといけないから」 と、自虐で会場を笑わせる余裕も。何年経っても、彼女はメチャかっこいいままなのだった。