異例の政見放送11時間超? 東京都知事選挙に53人出馬表明 告示まであと3日
■小林氏は田母神氏を支援へ
16日は、立候補の表明を取り消した人もいました。 元航空幕僚長 田母神俊雄氏(75) 「小林氏に立候補をやめて、私を応援してくれませんかと話を持ち掛けて」 元衆議院議員の小林興起氏(80)は、同じく立候補予定の元航空幕僚長・田母神俊雄氏の支援に回ります。 田母神氏 「75歳なんですけど、年齢の詐称はしていませんので、どうしても一番になりたいんですよ」 他の立候補予定者の疑惑や過去の発言を揶揄(やゆ)して、思いを述べました。
■候補者乱立…政見放送は11時間超?
20日から選挙戦が始まる東京都知事選には、これまでに53人が立候補を表明しています。 乱立する立候補予定者に、有権者からは次のような声が聞かれました。 60代 「あまりにも多すぎて、迷っているところですね」 50代 「都政に対して何かしたいことがあって立候補しているのか、疑問に思う方は何人かやっぱりいますね」 その影響は、政見放送にも及びます。 NHK広報局 「立候補者数に応じた時間の短縮は考えておりません。回数の変更は考えておりません」 NHKでは、候補者1人の持ち時間が5分30秒以内。それを2回にわたって放送します。 20人が政見放送を行った前回の都知事選の放送時間は4時間18分でした。 単純計算をすると、今回は11時間を超すことになります。中には複数人を擁立し、寄付した人に選挙ポスターの一部を譲るといった政治団体もあります。 候補者乱立は、私たちの税金に影響を及ぼすかもしれません。 (「グッド!モーニング」2024年6月17日放送分より)
テレビ朝日