「初表彰台は極めて現実的だったはず」サンパウロGPで大躍進の角田裕毅を各国メディアが軒並み高評価!「他の中団勢を上回る力強い予選パフォーマンス」
スペインのF1専門サイト『F1i.com』は「8」を付与し、寸評では「金曜日のスプリント予選でSQ1を通過できず、スプリントでもポイント圏内に入るには非常に多くの問題を抱えた。しかし、日曜日の午前中に状況が一変し、ウェットコンディションでQ3に進出し、午後のレースに向けて3番グリッドを獲得」と予選での劇的な変化を伝え、さらに以下のようにこの日本人ドライバーの週末を称賛している。 「決勝では28周目にオコンに抜かれた直後にピットイン。しかしその後、フランコ・コラピント(ウィリアムズ)のクラッシュでレースが赤旗中断となると、以降は7番手で停滞してしまい、挽回のチャンスを失った。不運ではあったが、それでもブラジルにおける角田への評価に影響はない」 スポーツ専門サイトでは、『VAVEL』の英国版が「自己最高の3番グリッドからスタートし、序盤はそのポジションを維持したが、バーチャルセーフティーカー(VSC)の直前にオコンに抜かれた。ピットストップ後、ステイアウトしたドライバーに対して遅れを取り戻せず、順位を上げられず。それでも7位は日本人ドライバーにとって良いポイント獲得だったが、一方で予選のパフォーマンスは素晴らしく、さらに上位も期待できただけに惜しい結果だった」と綴り、採点は採点を「7.5」とした。 一方、『sportskeeda』の採点は「8」で、「力強い週末。セーフティーカーが出ていなかったら、彼は初の表彰台を獲得できたかもしれない。いずれにせよ、厳しいコンディションの中で見事なパフォーマンスを発揮した」と、こちらも彼の不運を惜しみながらも、その働きぶりに対しては賛辞を惜しんでいない。 最後に英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、今回もランキング形式で各ドライバーを評価しており、角田を「5位」の高順位に。「ドライコンディションではグリップ不足に苦しみ、スプリントでは目立たない結果に終わった。が、ウェットコンディションでは見事な走りを見せ、自己最高の3番グリッド」と予選での活躍を称え、決勝については以下のように振り返った。 「第1スティントではその位置を維持したが、オコンに抜かれ、その後にウェットタイヤに交換。状況的には正しい判断だったが、直後の中断の影響で、VSC終了とともに6番手まで後退し、再開直後の周回ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)とピアストリに抜かれて8番手に下がり、ピアストリのタイムペナルティーによって最終的には7位フィニッシュとなった。表彰台に立っていてもおかしくなかっただろう」 構成●THE DIGEST編集部
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