元小結・旭道山おい波田大和がタイトル初挑戦「勝たなければ終わり」プロ10年目で東洋太平洋王者・坂晃典に挑む
◆プロボクシング▽東洋太平洋スーパーフェザー級(58・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・坂晃典―同級2位・波田大和(1日、後楽園ホール) タイトル戦の計量が31日、都内で行われ挑戦者の同級2位・波田大和(27)=帝拳=は58・8キロ、チャンピオンの坂晃典(32)=仲里=は58・9キロでともにクリアした。ただ、波田が1回でパスしたのに対し、坂は1回目で50グラム、2回目でも30グラムをオーバー。3回目でようやくリミットとなりクリアした。 波田にとってはデビューから苦節10年でようやく手にしたタイトル挑戦の舞台。「ここまで長かった。もう自信とかでは無く、自分は勝たなければ終わりなんです」と自らにプレッシャーをかけリングに上がる。一昨年10月に日本スーパーフェザー級挑戦者決定戦で原優奈(真正)に1―2で判定負け。勝てばタイトル戦という試合をあと一歩のところで逃した。再起後は2連続KOを飾り待望の舞台にたぐり寄せた。 14勝中13がKOというハードパンチャー。チャンピオンの坂も高いKO率を誇るだめにKO決着は必至。叔父の元大相撲小結・旭道山の波田和泰さんも応援にかけつける中での晴れ舞台。「何が何でも勝って、両親にベルトを見せたい」と気持ちを高ぶらせていた。 戦績は波田が14勝(13KO)2敗、坂が23勝(20KO)7敗。
報知新聞社