「今日出場した選手全員の努力にとても満足している」

日本を相手に善戦したベトナム代表。写真：梅月智史（サッカーダイジェスト写真部／現地特派）

　優勝候補の日本を相手に奮闘した代表チームに、ベトナムサッカー連盟（VFF）がボーナスを支給するようだ。母国紙『Thanh Nien』が報じた。 【PHOTO】日本代表のベトナム戦出場16選手＆監督の採点・寸評。4発勝利も6人に5点台の厳しい評価。MOMは2G1Aの8番 　ベトナムは1月14日、アジアカップの初戦で日本と対戦し、2－4で敗戦。結果的には敗れはしたが、強固な守備ブロックで森保ジャパンを苦しめ、先制されても一度は逆転するなど、好ゲームを見せた。 　『Thanh Nien』は、「VFFの首脳陣が1月14日の夜、フィリップ・トルシエ監督とチームの努力を称えて、ベトナム代表に8億ドン（日本円で約480万円）の高額ボーナスを与えることを決定した」と伝えた。 　また同紙は「フィリップ・トルシエ監督は選手たちのパフォーマンスに満足しているようだ」と指揮官の試合後のコメントも紹介。トルシエ監督は「今日出場した選手全員の努力にとても満足している」と選手の働きを評価したうえで、グループステージ突破へ向けて、日本から奪った2得点の価値を強調した。 「この試合はあくまでグループステージ3試合のうちの1試合。私たちの目標は、決勝トーナメントに進むこと。そのためには少なくともグループの3位に入る必要がある。だからこそ日本戦は0－2の負けよりも、2－4の負けのほうが我々にとってはるかに有益だ」 　今大会のグループステージは、各組の上位2チームに加えて各グループ3位の成績上位4チームも決勝トーナメントへ進出。ベトナム代表は日本戦の勢いそのままに勝点を積み上げ、グループステージ突破なるか。かつて日本代表を率いたトルシエ監督の今後の手腕にも注目だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部