【開幕特集】6年ぶり上位進出目指す“ミシャマジック”に期待! 昨季ブレイクスルーを果たした“札幌のエース”浅野雄也に注目 | J1リーグ
2024シーズンの明治安田J1リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
ペトロヴィッチ監督が就任し、7年目のシーズンとなる。あらためて説明する必要もなく、サッカーのスタイルは不変。“魅せる”ことを信条に攻撃的なアタッキングフットボールで上位進出を狙う。 今オフは、田中駿太や小柏剛といった主力が移籍でチームを離れ、レジェンド・小野伸二は現役を引退。戦力ダウンも心配される。それでも、鈴木武蔵が4年半ぶりに復帰を果たし、髙尾瑠と長谷川竜也といった実力者や近藤友喜と家泉怜依の期待のホープも加入。新たな化学反応が起きそうなメンバーはそろったと言っていい。 6年ぶりの上位進出へ、今季こそは“ミシャマジック”に期待したい。
注目選手紹介:荒野 拓馬
生年月日:1993年4月20日(30歳) 昨季成績29試合3得点: ボランチから1トップまでセンターラインならあらゆるポジションを起用にこなし、90分間、足を止めることのないハードワークが代名詞のユーティリティープレーヤーだ。闘志を前面に押し出して戦う姿勢は観ている者のハートを打ち、苦しい局面、時間帯でこそチームを鼓舞。ここぞの場面で頼りになるのはこの男である。 主戦場はボランチながら、機を見た攻撃参加は大きな武器で抜群のシュートセンスは健在。2021シーズンの8ゴールがキャリアハイで一昨季も昨季も2年連続で5ゴールと高い得点力を証明している。 アカデミー時代からコンサドーレ一筋で赤と黒の血が流れる熱き漢が、今季のキャプテンに就任した。その溢れるチーム愛を結果へと昇華させる。
注目選手紹介:浅野 雄也
生年月日:1997年2月17日(27歳) 昨季成績:34試合12得点 札幌加入1年目となった昨季、驚愕のブレイクスルーを果たしたレフティーアタッカーだ。22シーズンはリーグ戦とカップ戦を合わせてもノーゴールに終わる悔しい時間を過ごしたが、心機一転を図った昨季は赤黒のユニフォームを身にまとい大暴れ。リーグ戦では全34試合でピッチに立ち、キャリアハイの12ゴールをマークと、完全なる主力としてチームをけん引した。 一瞬でトップギアに乗るスピードや相手の裏を突く飛び出しが最も輝くのは前線3枚の位置であり、シャドーのポジションだが、昨季は右WBでのプレー経験を積み、幅を広げた。要するに、このスピードスターからすればどこのポジションでもゴールへの道筋が見えてしまえばそれは同じ。札幌2年目はエースとして名乗りを上げる。