雨天中止となり、室内練習場でフリー打撃を行う原口文仁（カメラ・渡辺　了文）

　阪神の原口文仁内野手が２９日、国内フリーエージェント（ＦＡ）権の資格取得条件を満たした。今年に入って坂本、大山、糸原に次いでチーム４人目。原口は周囲への感謝と連覇への思いを明かした。 ―国内ＦＡ取得条件を満たして率直な思い 「１５年目で取れたので。いろいろ考えるとファームにいた期間も長かったので、その頃はＦＡとかは全くイメージも想像もできなかったけど、たくさんの方に携わっていただいて、この権利を取れたというのはありがたい気持ちでいっぱいです」 ―球団への愛着もあると思うが、大事な権利をどう使っていきたいか 「まだ使う使わないというのは、自分の中でもあまり実感も湧かないし。今はチームですごく大きな目標に向かって進んでいる中なので。本当に連覇に向けてチーム全員で一丸になっているので、そのことしか考えられないので。まずこの権利を取得できたというのは本当に、いろいろ若い頃たくさんけがもあったり、病気もしたり、そういった中で１軍で活躍することを目標にやってきて。１軍の戦力になれたという証しだと思うので、それは素直にうれしく思うし。今まで使ってくださった監督はじめ、スタッフの皆さん、裏方さん、個人的にお世話になっている治療科の先生だったりトレーナーさんだったり、家族、みなさんに本当に感謝の気持ちでいっぱいですね」