そろそろ「春の全国交通安全運動」!バイクが特に注意すべきポイントは?
春の全国交通運動」の季節に!バイクが注意すべきポイントとは?
毎年、冬が終わり暖かくなると、全国で一斉に「春の全国交通安全運動」がおこなわれます。この期間は警察の活動が活発になり、取り締まりが強化されるため、「いつにも増して安全運転に徹している」というライダーも多いかもしれません。 【画像】「春の全国交通安全運動」についての画像を見る(10枚) では、春の全国交通安全運動でバイクが注意すべきポイントとして、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
全国交通安全運動の活動の目的として、内閣府では「広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、交通事故防止の徹底を図ること」としています。 毎年、4月と9月に全国で実施されているので、ライダーやドライバーにとってお馴染みの活動だと言えそうです。 2024年春季の運動の重点テーマは、(1)こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践、(2)歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行、(3)自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守、の3点を掲げています。 実施期間は、令和6年4月6日(土)から15日(月)までの10日間。そのうち、4月10日(水)は「交通事故死ゼロを目指す日」としています。 期間中は全国一斉に、一般道はもちろんのこと高速道路でも警察官による取り締まりが強化されるため、いつも以上に安全運転を意識したライディングを心掛けたいところです。
では運動の期間中、バイクではどういった点に注意すべきなのでしょうか。警察官が取り締まりをおこなう場所は、事故の発生確率が高い場所、すなわち違反する車両が多い道路ともいえます。人間はミスをする生き物なので、安全運転の意識が高いライダーであってもうっかりして違反をしてしまうことは十分にありえます。
春の全国交通安全運動の重点テーマとは
運動の重点テーマから考えると見えてくるのが、歩行者優先の原則にもとづく、横断歩道の手前での減速や停止義務のルールの厳守です。横断歩道での歩行者との接触事故は後を絶たず、特に多いのが信号の無い横断歩道で歩行者が渡ろうとしているにもかかわらず、車両が停止せずに走り抜けてしまうパターンです。 信号のない横断歩道を横断中または横断しようとしている歩行者がいるときは、手前で一時停止をして進路をゆずらなければなりません。これに違反した場合は「横断歩行者等妨害等違反」となってしまうため、注意が必要です。 また運動期間中は、こどもの通学路や繁華街など、人の行き来が多い横断歩道での警察の取り締まりが厳しくなると予想されます。こうした場所をよく走るライダーは、歩行者の動きに十分注意しながら、走行することが大切です。