デジタル教科書で発行 副読本「南房総市のくらし」 南房総教委(千葉県)
南房総市教育委員会は、同市内の小学3・4年生の副読本「南房総市のくらし」を改訂した。これまでは冊子だったが、児童にタブレットが配布されていることから、デジタル教科書として発行した。 南房総市のくらしは、教科書で歴史や地理、産業、自然などを学んだ際に、自分たちが住んでいる同市はどうなのかを学んでもらおうと、平成22年4月に初版、25年に第2版を発行。掲載内容や写真などが古くなってきたため今回、改訂版をつくった。 同市教委の指導主事が中心となり、同市役所各課や関係各所と協力しながら改訂作業を行ったという。 デジタル版にしたことで、タブレットを持って校外学習に出掛けたときにも、その場で見ながら学習でき、活用場面の広がりが期待できるという。 また、3・4年生だけに限らず、タブレットが配布されている小学1年生から中学3年生まで、見ることが可能になった。 同市教委では、「教科書を使った座学だけでなく、実際に現地へ足を運び、見て、触れて、感じる『情報通信技術(ICT)と自然体験、直接体験の良さを生かした教育活動』を推進していきたい」としている。