ノアのリングにH.O.Tが奇襲攻撃を仕掛けた。写真：NOAH

　プロレスリング・ノアは『STAR NAVIGATION 2023』12.20東京・後楽園ホール大会を開催した。セミファイナルでは、清宮海斗＆大岩陵平＆近藤修司＆宮脇純太が、ジェイク・リー＆LJ・クリアリー＆YO-HEY＆タダスケのGLGと8人タッグマッチで激突した。試合は新日本プロレスでも奮闘していた清宮＆大岩と、近藤＆宮脇の姉弟コンビが、GLG相手に粘り強く闘っていたが、最後はGLGに分断され、ジェイクが宮脇にバックドロップを放ち、3カウント。GLGが勝利を収めた。 　 　事件が起きたのは試合後だ。南側に新日本のEVIL率いるH.O.Tが現れると、1.2ノア東京・有明アリーナ大会でEVIL＆高橋裕二郎との対決が決まっている清宮＆大岩が反応するも、成田蓮も入れて6人に増殖したH.O.Tが返り討ち。EVILは清宮の首にイスをかけると、違うイスでフルスイング。ブーイングが起こる中、マイクを掴んだEVILは「うるせえ！ここにいるヤツは民度の低いヤツばかりだな」とノアファンを挑発。さらに「清宮！オマエ所詮ノアのくせに生意気なんだよ！調子こいてんじゃねぇよ、この沈没船が！」と清宮をこき下ろすと「今から、かの有名なディック東郷のパイプカットをお見舞いしてやるからよ。よく見とけ！」と言うと、宮脇を捕えて東郷が股間に一撃。 【動画】ノアとH.O.Tが全面戦争へ!? EVILがリング上で吠える！ 　清宮にマイクを向けるもグロッキー状態と見るや「オマエら二人じゃよ！　実力不足なんだよ。ランバージャックなんてやるわけねぇだろ。その代わりよ。俺たち6人全員でオマエらのこと叩き潰してやるからよ。ありがたく思えよ。頭数用意しとけよ。わかったか！　よく覚えとけ！」と1.2有明大会ではH.O.T総出で乗り込むことを一方的に宣言。最後は葉巻を吸うH.O.Tのポーズを決めて、ダウンしているノア勢と大岩を尻目にリングを後にする。 　バックステージで裕二郎は「大岩、海外武者修行の代わりにノア？　かわいそうに。オマエ終わってんな」と新日本からノアに修行中の大岩を挑発。ノアの旗揚げメンバーでもある金丸義信は「久しぶりのノアのマットだけどよ、相変わらず雰囲気悪いし、空気悪いな」と古巣マットに嫌悪感を示した。最後にSHOは「おい、ノアの連中はよ、こんな沈んでるような舟に救命胴着も着けずに乗ってるから、命知らずだよ。ええ根性してるなと思ったけど、それは違ったな。ただのバカじゃねぇか」とノアを見下していた。 　ダメージを背負いながらバックステージにたどり着いた清宮は「クソー。あのヤローども、ふざけんなよ！ 絶対許さないからな！　6人すべてやってやるよ！　クソー」と叫ぶと、大岩は「クソ、HOUSE OF TORTURE。てめえら6人、ノアのリングに上がっていい人間じゃねぇんだよ。しっかり俺と海斗さんでケリつけてやる。6人全員駆逐してやる！」とH.O.T制裁に向けて意気込んだ。二人と入れ違いで近藤＆宮脇が現れると、近藤が「おい、俺も久しぶりに頭きたぞ。なんなんだ? こいつは関係ねえだろ。あいつら6人とか言ってたな。俺もノアだ。清宮にこの闘い、仲間に入れさせてもらう。オマエもだぞ！　お前もやり返してやれ」と言うと、宮脇も「近藤さん、悔しいです！やり返しましょう！」と呼応。 　1.2有明大会はノアとH.O.Tによる全面戦争に発展する可能性が高まった。ノア勢からすればH.O.Tの無法プロレスはすぐにでも排除したいだけに、一発でケリをつけたいところだが、成田の加入で勢いを増しているだけに、厄介な相手になりそうだ。 ◆プロレスリング・ノア◆ 『STAR NAVIGATION 2023』 2013年12月20日 東京・後楽園ホール 観衆　688人 ▼8人タッグマッチ（30分1本勝負） 清宮海斗＆大岩陵平＆近藤修司＆●宮脇純太（15分55秒　片エビ固め）ジェイク・リー○＆LJ・クリアリー＆YO-HEY＆タダスケ ※バックドロップ 文⚫︎どら増田