万博の「人工心臓」パソナ公開 開発者「移植に代わる夢」
パソナグループは25日、2025年大阪・関西万博のパビリオンで展示予定の人工多能性幹細胞(iPS細胞)技術を活用した「心臓」のモデルを公開した。開発者の澤芳樹大阪大特任教授は「50年後に心臓移植の代わりになる『バイオ人工心臓』の技術を開発するという夢を模索するための展示」と説明した。 大阪大(大阪府吹田市)で公開されたのは、長径約2センチ、厚さ約1センチの心臓の立体モデル。指先程度の大きさで、実際の心臓への置き換えは現時点ではできない。澤氏が最高技術責任者を務めるベンチャー企業のクオリプス(東京)が開発を進めている。