公選法逮捕の河井克行氏「中身がない」「衆院選大敗のA級戦犯」自民政治家を実名で猛批判「慌てふためいて誤った判断ばかり」
2020年に公職選挙法(買収)の疑いで逮捕され、有罪判決を受け、収監された元衆院議員の河井克行氏が4日配信されたYouTubeチャンネル「ReHacQ」に出演した。 元テレビ東京プロデューサー高橋弘樹氏からのインタビューに応じた。「政治とカネ」「日本政治の混乱と迷走」などについて語ったが、中でも厳しく批判したのが岸田文雄前首相だった。 安倍派に属し、安倍晋三内閣でも法相などを務めた河井氏。同期の菅義偉元首相についても「中身のある人。自分がやりたい政策とか政治がある人。本当に尊敬できる政治家です」と絶賛した。 一方でこき下ろしたのが岸田氏。評価を聞かれると「いや~、ある意味立派だよね。よく地元の議員と話していたんだけど、同じような会合に呼ばれて行くわけです。彼は広島1区。僕は3区でしょ。いろんな団体の会とか行ったら、何かその人たちに喜んでもらうとか、ためになるような情報の話をする。やっぱり政治家だからサービス精神あるじゃないですか」と話し、地元で聞いた話を語った。 「いや、岸田さんってある意味すごいですね。あれだけ2分か3分、まったく印象に残らない話をしっかりとできるというのは才能ですよ」 さらに「総理になったら何をやりたいですか?」と聞かれた際の岸田氏の回答を披露。「人事をやりたいと答えた人ですよ。私は拘置所にいて、腰が抜けたね。人事って手段でしょ。人事やりたいって人が総理総裁になって、それで日本がよくなるはずないですよ。あの人は中身がない人。自分がやりたいことがない人」と非難が止まらなかった。 「安倍・菅政権が二代で作り上げた政治財産を(岸田・石破の)二代の政権でスッカラカンにした。こんな自民党になるなんて」と呆れた。 政治資金報告書への不記載の問題についても「こんなに大問題に鳴る必要はないですよ。あの人が適切に処理していたら。全然、関係のない派閥解消と急に言い出したり」「勝負すべきときにしないで、慌てふためいて、誤った判断ばかり」と安倍元首相との違いを語った。 自民は石破茂総裁での衆院選で大敗したが、「A級戦犯は岸田さん。石破さんは輪をかけただけ」と断罪した。