【中国】ステランティスとCATL、欧州に電池工場
欧米自動車大手ステランティスは10日、車載電池大手の寧徳時代新能源科技(福建省寧徳市、CATL)とともに、スペインに動力電池工場を建設すると発表した。投資額は41億ユーロ(約6,538億円)で、年産能力は50ギガワット時。2026年末に稼働する計画だ。 折半出資の合弁会社を設立し、同国サラゴサに工場を設置する。リン酸鉄リチウムイオン電池を生産し、B・Cセグメントの車種向けに供給する。 両社は23年11月、CATLがステランティスにリン酸鉄リチウムイオン電池を供給することで覚書を交わしていた。 スペイン工場はCATLにとって、ドイツとハンガリーに次ぐ海外3カ所目の工場となる。ドイツ工場は昨年1月に本格稼働。ハンガリー工場は昨年秋に着工し、26年から出荷を始めるとみられている。