県産クリ入りのランチパック開発 熊本商高生徒と山崎製パン 県産牛乳を使ったプリンも 売り上げ一部を能登に寄付
熊本商高(熊本市中央区)の生徒と山崎製パン(東京)が共同で、熊本県産のクリを使った菓子パンと県産牛乳を使用したプリンを商品化した。能登半島地震の復興支援として、1個売り上げるごとに1円を石川県に寄付する。 昨年のデコポンを使った商品開発に続く第2弾。マーケティング部の1、2年生12人が昨年7~9月、山崎製パンの担当者に原材料を提案し、試食を繰り返して完成させた。 菓子パンは「ランチパック 県産和栗入りマロンラテ」(希望小売価格180円)。クリのペーストとミルククリームを混ぜ、さっぱりした甘みに仕上げた。生クリームを入れた「牛乳プリン」(同290円)は滑らかな食感が楽しめる。 14日、県庁で1日限定の販売会を開いた。2年の道面幸奈部長は「私たちの復興支援の気持ちがこもった自信作。幅広い年代の方においしく食べてほしい」とアピールした。 九州各県などのスーパーやコンビニで2月末まで販売している。(後藤幸樹)