新宿梁山泊の紀伊國屋演劇賞受賞後初公演、「風のほこり」本日開幕
新宿梁山泊 唐十郎追悼特別公演「風のほこり」が、本日12月26日に東京の芝居砦・満天星で開幕した。 【画像】新宿梁山泊 唐十郎追悼特別公演「風のほこり」チラシ表 今月、第59回紀伊國屋演劇賞で団体賞を受賞した新宿梁山泊が、受賞後最初の公演を行う。「風のほこり」は、唐十郎が自身の母をモデルに新宿梁山泊へ書き下ろした戯曲で、2005年の初演以来、新宿梁山泊で上演が重ねられてきた。劇中では、1930年の東京・浅草の芝居小屋の地下を舞台に、物語を書こうとあがく文芸部新人の青年と、脚本を書いては持ち込んでくる義眼の女を軸とした、芸人群像劇が展開する。会場となる芝居砦・満天星はもともと、「風のほこり」の舞台となる“水が滴る地下室”を再現するために作られた劇場だ。 演出を手がける金は「掴んだと思ったら手からこぼれてしまう、水の鍵。僕にとって演劇、そして唐十郎の世界は、まさに水の鍵だ。手からこぼれても、掴んで、掴み続けたい。気の遠くなるような、はてしないことを、これからも続けていくつもりだ」とコメントしている。 出演者には大久保鷹、藤田佳昭、二條正士、柴野航輝、荒澤守、森岡朋奈、本間美彩、浅井香穂が名を連ねた。上演時間は1時間45分を予定。公演は12月29日まで行われる。 ■ 新宿梁山泊 唐十郎追悼特別公演「風のほこり」 2024年12月26日(木)~29日(日) 東京都 芝居砦・満天星 □ スタッフ 作:唐十郎 演出:金守珍 □ 出演 大久保鷹 / 藤田佳昭 / 二條正士 / 柴野航輝 / 荒澤守 / 森岡朋奈 / 本間美彩 / 浅井香穂 ※U-25チケットあり。