全国に29か所「オートバイ神社」とは? メタリックな「社」にバイク・ライダーが続々集まる…国道29号沿いに誕生
ところで、この道の駅にオートバイ神社を設置しようと考えたのは、地元のツーリング愛好者たちです。 その中の1人、石井健治さん。特別な思いでこの日を迎えました。 若桜にぎわい創出実行委員会 石井健治さん 「国道29号線というのは、昔からたくさんのライダーでにぎわっていた場所なんですけど、もっともっとゆっくりと休憩しながら滞在してもらえる拠点が若桜にも欲しいなというところで」 兵庫県姫路市から鳥取市に至る国道29号は、道幅が広くて信号も少ないことから、ライダーたちにとっては絶好のツーリングルートとなっています。 ライダー 「やっぱりいい道ですよね。僕らにとっては信号が少ないので走りやすい道です」 「山の景色や楽しい道ワインディングなどが好きで通ります」 そのライダーたちを呼び込み、地域ににぎわいを作りたい。 お隣、八頭町にはスズキ製大型バイク「隼」の聖地として知られる隼駅などの観光スポットがありますが、若桜町にはありませんでした。 そこで石井さんたちが思いついたのがオートバイ神社だったのです。 神社の社はオートバイの部品に使うアルミやカーボンなどで手作りし、賽銭箱はバイクのマフラーを通して入れる形にするなど工夫を凝らしました。 また、写真スポット用のボードを設置したほか、Tシャツやお守りなどのオリジナルグッズも販売。御朱印ならぬ「来度印(らいどいん)」を集める来度印帳も扱います。 ライダー 「絶対寄ってお茶して、というふうなかたちで、いい場になるんじゃないかな」 「若桜町は皆さん温かく迎えてくださるので、そんな感じでみんな楽しく集まれれば良いじゃないかと思う」 若桜にぎわい創出実行委員会 石井健治さん 「一過性のイベントではないので、どんどんこれから若桜の『さくらオートバイ神社』を利用していただいて、みなさんの交流の場所にして欲しいと思っています」 鳥取にできた「オートバイ神社」。実行委員会では今後、近くの観光スポットとも連携して29号沿線を盛り上げていきたいとしています。
山陰放送