平野ノラさんは10年間のメルカリ売り買いは660回!「汚部屋から一転断捨離で人生が変わった」(インタビュー)
平野ノラさん(タレント)
メルカリは2014年から始めました。メルカリ歴は10年になります。これまで売り買いの取引は660回になります。その金額がいくらかはわからないですね。儲かるとか小遣い稼ぎという感覚はなくて、私はメルカリなどで断捨離することで自分の人生が変わったと思っています。 【写真】平野ノラ「バブル女芸人」でブレークした頃(2016年) 最初は5枚1セット300円くらいのポストカードとかを売っていました。後から気がつくのですが、300円だと送料と手間暇をかけたらマイナスじゃないかと。 だけど、梱包するのがすごく好きで、自分でお店をやっているような感覚になり、梱包にもひと手間かけ、サンキューシールを買って貼ったりして。楽しいし、買ってくれた人に「キレイですね」と言われるのがうれしくて、工夫するのは全然、苦じゃなかったですね。 でも、そのうち300円のものを売ってる暇はないゾとなって、少しずつ単価を上げていきました。続けているうちにやり方がすごく上手になって。写真の撮り方とか上げ方、文言……。 売り買いはポストカードからブランドもののバッグ、スニーカー、洋服、コスメまで何でも。時にはハンドメードの品も。ハンドメードは母が得意なんです。 例えば2月の豆まきシーズン。子供に赤鬼の角をつけさせ、黄色と黒の虎模様の衣装を着させるのですが、シーズン前にそのセットを作り、娘に鬼の格好をさせ、写真を撮る。それをやっておいてシーズンにめがけてメルカリに出す。イベントものは必ず売れますからね。値段は1000円とか2000円。それで儲けようと思っているわけではなく、今必要と思っている人に使って欲しい。来年はサイズアウトして使えないので、手元に残すよりたくさんの人に使って欲しいと思います。 写真の撮り方もテクニックが必要です。絶対にダメなのは柄のじゅうたんに柄ものの洋服を乗せることですね。絶対に白ベース、私はシーツを敷いてやっています。洋服は畳んだままとか、広げないで撮るのはダメ。私は平置きもするし、ハンガーにもかけ、全体がわかるように何枚も撮ります。飾りとかをつけたまま売る人もいますが、「それも込みですか」みたいなやりとりをすることになるからムダです。タグもキレイに撮る。写真の枚数も15枚とかMAXの20枚とか上げるようにします。 文言では「早いもの勝ちです!」とか「希少価値あり!」「このモデルはもう手に入りません」「大人気で即完した商品です」「限定カラー」とかメッチャあおる(笑)。自己プロデュースします。 梱包も大切ですね。キレイに梱包しているとか、写真の撮り方で大体その人のセンスがわかる。この人、センスがいいと思うと、その人の他の出品も見たりすることが多いんです。 送料込みというのも当たり前みたいになっていますが、ちゃんとアピールポイントにして記載します。 あとトラブルになりそうな取引はしません。例えば新品未開封で出品してる人に「中身見せてください」とお願いしても「新品未開封なので無理です」と言われたらどんなに欲しくても諦めます。 私がファンデーションの色を間違えたことがあります。取引が終わって、先方に品物を送ったのはいいけど、「書いてあるのと色が違っている」と連絡がきて。その時はどうしようもないので、「申し訳ありません。今回は差し上げます」と言ったら、逆に喜ばれましたけど(笑)。