水原一平被告罪状認否に出廷 銀行詐欺容疑などで無罪主張
ロサンゼルス、カリフォルニア州、5月15日 (AP) ― 米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳水原一平被告は5月14日、西海岸カリフォルニア州ロサンゼルスの連邦裁判所に出廷し、銀行詐欺などの起訴内容に対して無罪を主張した。 この無罪主張は、スポーツ賭博をめぐる広範な事件で、連邦検察当局と交渉中の司法取引を前にした形式的なものといわれている。 検察は、水原被告が違法賭博による借金を返済するために、大谷選手との公私にわたる関係を利用して、時には銀行に大谷選手だと偽って、同選手の銀行口座から1700万ドル近くを盗んだと主張。水原被告は5月5日、疑惑の詳細を記した司法取引に署名しており、裁判で起訴内容を認めるといわれている。 水原被告の賭博について、大谷選手が関与、または承知していたとされる証拠はない。 (日本語翻訳・編集 アフロ)