今年最多“真夏日”400地点超…熱中症で1人死亡 沖縄では“100年ぶりの大雨”
■大分では熱中症で1人死亡
東京消防庁などによると、都内で14日午後9時時点で、29人が熱中症の疑いで搬送されました。中等症が8人、軽症が21人だということです。 大分市では、74歳の男性が窓の閉まった車の中でぐったりしているのが見つかり、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。警察によると、死因は熱中症だということです。 どこも、梅雨入り前だというのに、うだるような暑さ。30℃以上の真夏日は418地点。また、35℃以上の猛暑日は16地点となりました。
■沖縄では“100年ぶりの大雨”
一方で、梅雨末期の沖縄。那覇市では1時間雨量が94.5ミリに達し、6月の観測史上最大となりました。数字が更新されたのは100年ぶりのことです。各地で道路が冠水し、市内にある商店街にも濁流が流れ込みました。 Ramen武蔵家 那覇牧志店 岸本貢店長 「もう水没してました。シャッターが開ききれなかった。水が引いたから開けたら、滝のように水が出てきました。(Q.今年の梅雨の雨、例年との違いは)台風がずっと続いているような感じ。台風は慣れっこなんですけど、これは初めて」 那覇市では、6月の積算雨量は平年で284.4ミリですが、今年は6月14日午後9時までで、すでに628.5ミリと倍以上になっています。 この大雨に頭を抱えている農家を取材すると、ニンジン畑が水没していました。 徳元農園 徳元渉さん 「生育不良。これ以上太らない」 1本20グラム程度。通常よりも10分の1の重さしかないといいます。 徳元農園 徳元渉さん 「5度目なんですよ。(水に)つかってしまうのが。肥料分が抜けたり、根が呼吸できなくて腐っていってしまっている状態」 収穫量は通常の3割程度に落ちるということです。 徳元農園 徳元渉さん 「後ろ向きなことを言うと、この時期のニンジン栽培は今後も続くなら諦めた方がいいか。暑くなるのも早いし、梅雨時期の一気に短時間で降る豪雨もなかった。だいぶ気象は変わったなと周りの農家も口をそろえて言う」 沖縄本島地方では、15日も警報級の大雨となる怖れがあり、警戒が必要です。
テレビ朝日