ジュエリー×仕事服の上品コーデ、カルティエやエルメスのメタル攻略 パールも…
■ピンクゴールドのメタルジュエリー 上品で華やか
エルメスと言えば、バーキンやケリーといったバッグやスカーフがまず思い浮かぶかもしれませんが、メタルジュエリーのラインアップも豊富です。船の錨(いかり)をつなぐチェーンに着想を得た「シェーヌ・ダンクル」のほか、エルメスの頭文字である「H(アッシュ)」、ケリーバッグの留め具や錠前のデザインを生かした「ケリー」などのアイコニックなデザインのジュエリーがそろいます。 記事では、マニッシュなジャケットにシェーヌ・ダンクルのブレスレットとリング、ジェンダーレスな「エクスリブリス(蔵書印)」のネックレス、「Hウォッチ」を合わせたコーデを提案。エルメス特有のピンクゴールドは上品な色味で、ビジネスシーンでも高貴な華やかさを演出します。どんなコレクションを組み合わせても違和感なく融合するのは、一貫した美意識があるからなのだそうです。
■冠婚葬祭専用じゃもったいない パールジュエリー
パールには、日本で養殖が始まったアコヤ真珠、オーストラリアやインドネシアで白蝶(しろちょう)貝を使って養殖される白蝶真珠、南太平洋の島しょが産地の黒蝶真珠(ブラックパール)などがあります。日本では、かつて「どの家庭にもひとつはある」ような国民的ジュエリーでしたが、日常のおしゃれというより、たまの礼装用に使うコンサバジュエリーというイメージが強かったのではないでしょか。 パールジュエリーにモードなデザインが出始めたのは2010年ごろから。その軸になったのが黒蝶真珠です。記事では、おしゃれなコーデのポイントとして、「色・長さ・形の3つの異なる要素をミックスする」ことを挙げます。例えば、スタンダードなアコヤ真珠のネックレスに、マルチカラーの黒蝶真珠のネックレスやブレスレットを合わせて色の対比を楽しむ。あるいはロングタイプのチェーンネックレスを合わせて、躍動感を演出する――。パールジュエリーの可能性が広がります。 ※この記事は「THE NIKKEI MAGAZINE」の記事を再構成して配信しています。