最悪なのに大好きにならずにはいられない!? ビートルジュースのカオスな魅力に触れる本編映像公開
ティム・バートン監督最新作「ビートルジュース ビートルジュース」の本編映像の一部が披露された。マイケル・キートン演じるビートルジュースの登場シーンを収めている。 【動画】期待高まる! 「ビートルジュース ビートルジュース」本編映像 本作は、「ビートルジュース」(1988年公開)の35年後を描くホラーコメディ。前作から引き続き主人公・ビートルジュースを演じるキートンに加え、キャサリン・オハラがリディアの母親・デリアを演じ、当時16歳だったウィノナ・ライダーが娘を持つ母親になったリディアを演じるほか、ジェナ・オルテガ、モニカ・ベルッチ、ジャスティン・セローらが共演する。 本編映像は、かつて住んでいた家の屋根裏部屋で懐かしのジオラマを発見したリディアが映し出される。35年前に出会ったビートルジュースの影に怯えナーバスになるリディアは「ビートルジュース…」とつぶやくマネージャーのローリーを慌てて制止。しかし、真剣に取り合わないローリーは言ってはいけない“あの言葉”を唱えてしまう。 「ビートルジュース ビートルジュース ビートルジュース」。すると世界は一変、お調子者のビートルジュースが35年の沈黙を破り登場する。突然の再会に驚愕し、声を上げるリディアだが、ビートルジュースは人間離れした技でその口を紐で縫い付け、続いて「僕の妄想だ」と現実逃避し狼狽するローリーに近づき、“人間怖がらせ屋”ビートルジュース流の恐ろしい挨拶をお見舞い。カオスなビートルジュースの登場シーンに、これから巻き起こる“ハロウィンの夜の大騒動”への期待が高まる本編映像となっている。 あわせて、リディアを演じたウィノナ・ライダーとローリーを演じたジャスティン・セローのインタビューが公開された。 「フランケンウィニー」(2012)に声の出演をして以来、数年に1度は「ビートルジュース」の続編の話をバートン監督とやりとりしていたというライダー。「この作品は、彼にとってすごく意味があるものだったので、大切に守ろうとしていたのだと思います。私は彼が監督なら信頼できると思えました。彼ならこの映画を最高のものにしてくれると1000%思えたのです」と絶対的な監督への信頼の思いを口にする。 また、ローリーを演じたジャスティン・セローは「リディアとビートルジュースとローリーはすごく奇妙な三角関係にあったと思います」とリディア、リディアとの結婚を目論むビートルジュース、リディアのマネージャーであるローリーとの不思議な関係性を指摘しつつ、「ビートルジュースは最悪なキャラクターです。なぜ好きになってしまうのか分からないのに、一方で、大好きにならずにはいられないキャラクターだと思います」とお調子者のビートルジュースが持つ、人を惹きつけてやまない不思議な魅力を解説する。 「“ティム・バートン”というジャンルが存在する」と語るライダーは、「コメディ部門があり、ドラマ部門があり、そして”ティム”部門があるという感じがします。彼の作品は全てにとても心が込められています。そして、どの作品の登場人物にも、彼自身が存在していると思います」と、自身が出演した「シザーハンズ」のエドワード・シザーハンズのなかにティム・バートンが存在しているように、他の作品でもそうであると語る。 セローも「ティムの映画の全てに、彼が10%は存在していると思います。夢のなかの登場人物というものは、実際には自分の脳が作り上げているものです。それと同じで、ティムの映画の全ての登場人物にティム自身が存在しているのだと思います」と本作の個性的なキャラクターのなかにも、バートン監督が存在することを示唆している。 「ビートルジュース ビートルジュース」は9月27日から公開。