西武からドラフト2位指名を受けた大商大・渡部聖弥は同一リーグとなった楽天・宗山にライバル心を燃やした。広陵（広島）では寮の同部屋で宗山が3番、自身が4番を打った。「トリプル3」を目標に掲げ、新人王争いでも強敵となる元チームメート以上の活躍を誓った。 「高校の時も本当に仲が良くて、お互いひそかに相手の結果を気にしながらやっていた。また刺激し合える中で、ライバルみたいな感じでできたらと思う」 俊足を誇り、外野も三塁もこなす守備も武器。一番の魅力は、大学日本代表でも3番を任されたパンチ力だ。西武には同じ右打ちで通算478本塁打の中村剛がおり「ホームランを量産するボールへの角度のつけ方とかを聞いてみたい」と早くも弟子入り志願した。（山添 晴治）
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