「自分たちのバレーをイメージできた」25歳の攻守の軸、中島咲愛も手ごたえ SAGA久光スプリングスが快勝発進【SVリーグ女子】
バレーボールの新リーグ「大同生命SVリーグ」女子は13日、久留米アリーナ(福岡県久留米市)などで行われ、昨季のVリーグで年間6位(レギュラーラウンド3位)のSAGA久光スプリングスがKUROBEアクアフェアリーズとの今季初戦にセットカウント3―0(25―20、25―19、25―20)で快勝した。 ■新ユニホームで3人娘がかわいい~~ポーズ【写真】 女子は14チームが参加。ホームアンドアウェー方式で44試合を戦い、上位8位までが来春のプレーオフに進出。トーナメント方式で初代女王の座を争う。 SAGA久光のスターティングメンバー(第1セット)は、中島咲愛(25)、グレタ・ザックマリー(32)、栄絵里香(33)、ステファニー・サムディ(26)、平山詩嫣(23)、荒木彩花(23)、リベロ・西村弥菜美(24)。 SVリーグに所属する多くのチームが、リーグ開幕に照準を合わせてチームづくりを進めてきた中、SAGA久光は佐賀県代表として地元での国民スポーツ大会(国スポ)に出場した。SVリーグと国スポでは使用球が異なる上に、優勝を決めた9日の国スポ決勝から休む間もない強行日程。心技体で難しい調整を強いられながらも、チーム最年長の33歳で新キャプテンの栄は「ゲーム形式の練習とは違う、試合の感覚が残った状態で開幕を迎えられた」とプラスに捉えた。 チームコンセプトの一つに掲げるサーブで相手のレシーブを崩し、主導権を握った。そろい踏みしたグレタ・ザックマリーとステファニー・サムディの新外国人アタッカーも、セッターの栄のトス回しに応えるように要所で得点した。「国スポ優勝でチーム力が高まったところに攻撃力のある外国人をプラスして、自分たちのバレーを明確にイメージできた」。鹿屋体大から加入3シーズン目、攻守の軸として国スポからフル回転している25歳の中島は胸を張った。(西口憲一) 【#OTTOバレー情報】
西日本新聞社