ラツィオで不遇の鎌田大地、OBは起用法を批判!「重要な財産を捨てている。10番にはチャンスを与え、カマダには15分間で全てを求めるなんて…」23日トリノ戦の出場は? | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ラツィオは、23日4:45(日本時間)にセリエA第21節トリノ対ラツィオ戦に臨むが、地元ではMF鎌田大地の先発起用を求める声も上がっている。 【動画】DF2人を翻弄!伊解説陣が絶賛の鎌田大地のシュート!カリアリ×ラツィオ
昨夏、サウジアラビアへ移籍したセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチの後釜として、ラツィオにフリーで加入したMF鎌田大地。だが素早く適応に成功した新加入のMFマテオ・ゲンドゥージに右インサイドハーフのレギュラーの座を奪われ、左IHで不動のルイス・アルベルトの控えに回る形となった。 先月は背番号10番がケガで不在の中、マティアス・ベシーノにも序列を追い抜かれ、公式戦5試合連続で出番が与えられずに不遇の時を過ごしたが、10日のカリアリ戦では久々に途中出場を果たすと、ポスト直撃のシュートを放つなどして、わずか10分程度で評価を高めた。 終盤に途中出場した直近の公式戦2試合においては、大きな爪痕を残すことはできなかったが、ラツィオOBのブルーノ・ジョルダーノ氏は、鎌田の境遇を理解し、擁護した。地元ラジオ局『Radiosei』のラジオ番組に出演すると、日本時間23日のセリエA第21節トリノ戦(スーペルコッパ開催に伴い、同日に変更)での先発起用を求めている。
鎌田をテストする時がやって来た
ジョルダーノ氏は、サッリのチームが第25節において1-2とボローニャに敗れ、リーグ戦で低迷していることも踏まえ、変化が必要であると主張。「何かを変えなければならない。フィジカル面でかなりの負担になるはずであり、先発メンバーを3、4人入れ替えるべきだ」と述べた。 次戦では、出場停止を消化したDFアレッシオ・ロマニョーリが復帰する見込みであるほか、DFエルセイド・ヒュサイの出場が濃厚とみられるが、ラツィオOBは、FWタティ・カステジャーノスと共に、鎌田の名前を挙げた。 「カマダが直近の2試合で爪痕を残せなかったというのは、その通りだ。だが残り15分で投入され、その1分後にチームが1-2となる失点をしてしまった。そこでボローニャにボール保持をされてしまえば、中盤でプレーする選手にとって問題になる」 「私は、ルイス・アルベルトに2試合ほど休養を与え、この青年をテストする時がやって来たと考える。(鎌田は)今後の戦いにおいても必要になるはずだ。リーグ戦やコッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ(UCL)で多くの試合をこなさなければならない。彼は重要な武器になるはずなのに、15分間だけしかプレーさせないなんて、彼のためにならないだけでなく、結果としてチームのためにもならない」