ベローチェ「500円モーニング」の奥深いこだわり 小さな配慮が行き届いた、絶妙な朝食がここにある
■サラダチキンのカイザーサンド 最後の1種類がカイザーサンドです。バンズに使用されているのはカイザーパン。オーストリアの代表的なパンで、皇帝カイザーの王冠の形に似ていることからこの名前がついたそう。石窯で焼き上げているため、表面の皮が薄くてパリッ、なかは水分たっぷりでもっちりと、豊かな食感を楽しめます。 具材はほぐしたサラダチキンとトマト、フレッシュリーフ。チキンは胸肉を使用しており、脂質が少ないため、ヘルシーでダイエット中の人でも罪悪感が少なめ。さっぱりした味なので、食欲のない朝でもぺろりといけそうです。
セットドリンクは、ブレンドコーヒーと、アイスレモンティーを選びました。ブレンドコーヒーは、ブラジル、コロンビア、グアテマラなどの豆をバランスよく配合したこだわりの1杯。 酸味を感じる軽やかな味わいながら、香りが良くコクもあり、コーヒー好きでも文句なしの完成度です。「カフェ・ベローチェ」は、カフェチェーンの中では、安めの価格設定のお店なのですが、味はさすがのC-United系列。多くの喫茶店チェーンを展開している会社だけあり、本格的なコーヒーを提供しています。
アイスレモンティーも渋みを控えた軽い飲み心地。鼻に抜ける紅茶の香りは華やかで、物足りなさはなく飲みやすい、カジュアルな仕上がりです。「軽くお茶したい」「ちょっと一息つきたい」そんなユーザーのニーズにばっちり合った、変に個性を追求したり格式ばったところがない、肩の力が抜けたおいしさで、絶妙なバランス感に脱帽です。 ■おしゃれじゃないけどダサくない! 絶妙な居心地の良さ 筆者が利用した店舗は100席以上ある大型店。低価格帯のカフェチェーンは、テーブルのレイアウトが窮屈だったりしがちですが、このお店はゆったりとした席間隔が設けられています。インテリアも高級店とはいかないもののチープな印象がなく、どの椅子も座り心地は上々です。