中山美穂さん 生前撮影ドラマ2作が1月期に放送 フジは香取慎吾との待望共演「本人が心から楽しみに」
今月6日に都内の自宅の浴室で不慮の事故のため亡くなった歌手の中山美穂さん(享年54)が生前撮影していた来年1月期のテレビドラマ2作が予定通り放送されることが16日、発表された。中山さんの公式サイトが伝えた。 【写真】「第40回NHK紅白歌合戦」のリハーサルをNHKホールの客席で待つ中山美穂さんと工藤静香の貴重な1枚(1989年撮影) 撮影していたのは、フジテレビ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」。中山さんの公式サイトは「生前に撮影を終えましたドラマが2025年1月クールに放送されることになりました」と記し「どちらの作品も、本人が心から楽しみにし、大切に取り組んでいたものです。放送を楽しみにお待ちいただけますと幸いです」と思いをつづった。 「日本一の最低男…」では、1995年の同局月9ドラマ「For You」で共演した香取慎吾との再共演となった。未発表だったが、20年ぶりの共演が大きな話題になるとみられていた。同作では、1月9日放送の第1話、同23日放送の第3話に中山さん出演シーンが放送される予定。「家政夫のミタゾノ」はゲストで出演予定だった。 公式サイトはこの日「このドラマ制作に携わっていただいた関係者の皆様、共演者の皆様には、お騒がせとご心配をお掛けしましたことを心よりお詫び申し上げます。フジテレビ様およびテレビ朝日様のご厚意とご配慮により、そのまま放送していただけることを、心より感謝申し上げます」と感謝を伝えた。 中山さんは1985年6月にシングル曲「C」で歌手デビュー。同年にはTBSドラマ「毎度おさわがせします」のツッパリ少女・のどか役で女優としてもデビューし、その鮮烈な内容が話題を集め、知名度を一気に高めた。中山さん主演で1987年に放送されたTBSドラマ「ママはアイドル」では、最高視聴率28・6%を記録し、番組主題歌の「派手!!!」も大ヒット。アイドルとしても、女優としても高い支持を得ていた。