CHiCO「いろんな方にご迷惑を…(笑)」ソロ初EP『PORTRAiT』制作裏話を語る
ロックバンドMUCCのヴォーカル・逹瑯がパーソナリティをつとめるTOKYO FM / JFNのラジオ番組「JACK IN THE RADIO」。2月17日(土)の放送は、CHiCOさんが初登場! 初のソロEPについて伺いました。
CHiCOさんは、2014年8月にクリエイターチーム「HoneyWorks」とのコラボユニット「CHiCO with HoneyWorks」のヴォーカルとしてデビュー。そして今年2月7日(水)には、ソロとして初のEP『PORTRAiT』をリリースしました! こちらは、5名のアーティストの方に作曲をお願いした全5曲入り。そこで、5名のアーティストのつながりについて伺いました。 CHiCO:私が、CHiCOとして活動していくにあたってご縁ができた方と、私が生きてきたなかで、音楽をするきっかけになった方5名にお願いして、「CHiCO」をテーマに書いていただきました。 また、スタッフさんと「ソロのCHiCOとして名刺代わりになるような1枚にしたいね」っていう話をしていて、名刺代わりに自分のプロフィールを見てもらうことって、写真に例えたらポートレートなので、「“ポートレート”っていうタイトルがいいです」って。 逹瑯:じゃあ、もう最初からタイトルが決まっていたんだ? CHiCO:自分のなかでは、もう決めていました。 逹瑯:(曲が)できて、どうでしたか? CHiCO:なんか“この方からは、(私のことが)こういう風に見えているんだ”とか。歌詞も打ち合わせをしたうえで進めていただいてはいるんですけど、打ち合わせ中の私の言動が歌詞にちょっと乗っていたりすると“見抜かれていたんだ!”って(笑)。 逹瑯:ハハハ(笑)! CHiCO:「エンパシア」っていう曲がまさにそうなんですけど、そういうこともたくさんありました。 逹瑯:へぇ~。(EPの)ラストの「Prelude Romance」では作詞もしていることですが、いかがでしたか? CHiCO:いやぁ……まだ慣れないです。 逹瑯:今まで作詞の経験は? CHiCO:CHiCO with HoneyWorksで4曲ほど書かせていただいてはいたんですけど……。 逹瑯:なんで今回は“作詞した曲を1曲入れよう”ってなったの? CHiCO:ソロ活動をしていくにあたって、自分(自身の表現)を届けなくちゃいけない、もっと歌だけじゃないところで表現できる部分を増やしていかなきゃいけない、っていう思いがあって書かせていただきました。 逹瑯:うん。 CHiCO:CHiCO with HoneyWorksのときは、キュンキュンするラブソングだったり、応援ソングを歌っていたんですけど、“私が書く恋愛ソングってなんだろう?”ってなりまして(笑)。年相応というか、ちょっと背伸びをした恋愛って素敵だよなっていうところから、映画を観たり、作家さんと相談しながら進めていった結果、(完成するまで)1ヵ月かかりまして(笑)。 逹瑯:わぁー! かかったねぇ(笑)。 CHiCO:いろんな方にご迷惑を……(笑)。 逹瑯:でも、その曲のことを1ヵ月間ずっと考えていたじゃん? CHiCO:はい。 逹瑯:全部仕上がって歌入れをしたときは、すごくうれしかったんじゃない? CHiCO:めちゃめちゃうれしかったです! なんかスッキリしたというか、全部納得したうえで書けたので“1ヵ月かけて良かったな”ってちょっと思っています。 逹瑯:その濃密な時間を(かけただけあって)、この1曲で恋愛したかのような仕上がりになっているから、(曲に対して)「いってらっしゃい!」って感じだよね、きっとね。 CHiCO:そうですね! ライヴでみんなに聴いてもらうのが本当に楽しみです。 (TOKYO FM「JACK IN THE RADIO」2024年2月17日(土)放送より)