東北初、郵便局で「マイナカード」申請可能に…市と連携、自宅にカード郵送 福島・郡山市
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「マイナンバーカード」と健康保険証が一体化した「マイナ保険証」の本格運用が、12月2日からスタートしました。マイナンバーカードの必要性がこれまでより高まる中、申請を便利にする新たな取り組みが始まりました。 【写真を見る】東北初、郵便局で「マイナカード」申請可能に…市と連携、自宅にカード郵送 福島・郡山市 末永万智アナウンサー「郡山郵便局では、きょうからマイナンバーカードの申請ができるようになりました。市役所とオンラインでつないで、本人確認を行うこともできます」 マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」の利用を促進するため、政府は2日から健康保険証の新しい発行を停止します。マイナンバーカードの必要性がこれまでより高まる中、カードの申請手続きをより便利にしようと、郡山市と郵便局が連携を始めました。この取り組みは全国で5例目で、東北では初めてです。 2日は記念のセレモニーが行われ、郡山市の品川万里市長や、日本郵便の小野木喜惠子東北支社長らが、「市民の利便性向上の一助になれば」と話しました。 郵便局で申請書の記入方法の案内や写真撮影を無料で行うほか、市の職員とビデオ通話で本人確認もするため、市役所の窓口まで行かなくても申請手続きができるということです。 郡山市マイナンバー活用課・大河原泰志主任「申請する場所が増えるということで、市の機関での混雑なども解消されるかなと考えている」 手続きのあとは、自宅にカードが郵送されるのを待つだけです。申請に訪れた人は…。 申請した人「とても分かりやすくて簡単にできた。郵便局に来たついでに(手続き)できたのがすごく良かった」 日本郵便は今後、東北のほかの地域でも取り扱う店舗を増やしていきたいとしています。 ■「マイナ保険証」ない人は… 健康保険証の新規発行は停止されましたが、いま持っている保険証がすぐ使えなくなるわけではありません。現在の保険証はそれぞれの更新期限、最長で来年12月1日まで、1年間は使うことができます。 「国民健康保険」や、75歳以上が入る「後期高齢者医療制度」の保険証などは、有効期限は来年夏ごろまでで、注意が必要です。
しかし、必ず「マイナ保険証」にしなければならない訳ではありません。マイナンバーカードを作っていない人やマイナ保険証の利用登録をしていない人などは、代わりに「資格確認書」が自動的に送られます。 マイナンバーカードへの保険証のひもづけ登録は、医療機関の窓口やセブン銀行のATM、オンライン上の「マイナポータル」などで行うことができます。
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