【漫画】ゴッホのことを深く知れる…絵画の見方を漫画で解説した”初心者入門”に「教養が深まった」「わかりやすい」と絶賛の声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、沼野あおいさんによる『ゴッホの人生を漫画で解説』だ。 【漫画】ゴッホの歴史がわかる解説漫画 絵画の教養が深まると好評の声続出「知れば知るほど面白い」「必読」 同作は沼野さんの著書『ジラソウル -ゴッホの遥かなる道-』をより楽しく読めるよう、世界的に有名な画家・ゴッホについて解説した1作。自身のX(旧Twitter)に投稿されると、11万もの「いいね」が集まって話題に。そこで作者である沼野さんに話を伺い、同作を描いたきっかけやこだわりについて語ってもらった。 ■初心者でも理解できる「ゴッホの歴史」 同作は“ゴッホ初心者”に向け、「絵画の見方」について解説した漫画だ。 そもそも沼野さんがゴッホを知ったきっかけは中学時代の美術の先生に、「自分が生まれる前に一番上の姉を亡くしている」という話をしたこと。その話を聞いた先生は沼野さんに「ゴッホにも似たエピソードがある」と前置きし、「ゴッホも生まれる前に兄を亡くしている」という事実を伝えるのだった。 作中で当時を振り返った沼野さんは、「その時はまだ絵画に興味はわかなかった」「今思えばこれがきっかけだった」と語っている。 ゴッホを初めて知った沼野さんの経緯以降は、「ゴッホの歴史」についてイラストや、絵画の実物とともに語られる同作。さらに「印象派」「ロマン主義」など絵画の歴史にも踏み込み、初心者でもわかりやすい解説が続く。読者からは「何となく知っていたけど、もっと深くゴッホのことが知れてよかった」「絵画の見方が変わった」など好評の声が相次いだ。 ■作者・沼野あおいさんがお気に入りのセリフは「私はもう絵を描く事でしか自分を慰められない」 ――『ゴッホの人生を漫画で解説』を創作したきっかけや理由があればお教えください。 元々は私が『ハルタ』という雑誌で連載していた『ジラソウル -ゴッホの遥かなる道-』という漫画を紹介するための作品で、読んだ人が絵画鑑賞する時の助けになればと思い作りました。 ――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。 諸説あるものは定説を取るようにしたり、かなり省略した部分もあるので、そこはご容赦いただき、これをきっかけに作品に触れたり、さらに詳しく調べたくなるようなものを目指して作りました。 ――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。 「私はもう絵を描く事でしか自分を慰められない」というセリフは、ゴッホが弟のテオに宛てた手紙の中にある「絵を描くのは、人生に耐えるための手段だ」「僕はこの憂鬱から絶対に逃れられない」という内容から考えたものでお気に入りです。 ――歴史的な画家を紹介する漫画を描いていますが、やはり沼野さんも絵画を描いているのでしょうか? もし描かれているようでしたら、どのような絵なのでしょうか? 中学生の頃に美術部で油絵を少しやったぐらいで、今はたまに水彩画を描く程度です。正直自信はありません…。 ――沼野さんは影響を受けた画家はいるのでしょうか? 一時期、伊藤彦造という明治生まれの細密なペン画を描く挿絵画家の画集を横に置きながら原稿を描いていました。 ――今後の展望や目標をお教えください。 新しい分野について勉強して、また何か皆様に紹介できたらと思います! ――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします! たくさんの反応をありがとうございます!2024年1月15日に『ジラソウル -ゴッホの遥かなる道-』の2巻が発売されたので、ぜひチェックしてください。