笑顔こぼれる「ほのぼの運動会」お年寄りと小学生がゲームで交流 高齢化進む「東郷地区」の絆深める【福井】
福井テレビ
福井市内の東郷地区で8日、地域の輪を広げようと、お年寄りと小学生の運動会が開かれ、世代を超えて体に負担の少ない競技を楽しみました。 福井市の東郷地区にある東体育館で行われたのは、地域のお年寄りと東郷小学校の4年生が参加した運動会「ほのぼの運動会」です。 東郷公民館が毎年企画していましたが、コロナ禍の影響で中止が続き、5年ぶりの開催です。 児童たちはこの日のために、お年寄りの体の負担が少ないようにと切り絵のパズルを当てはめる競技 「パズルリレー」などを考案し、4色に分かれて3つの種目を楽しみました。 児童たちは「なるべく絵を大きくしてわかりやすくパズルを作った」「おじいちゃんおばあちゃんと(運動会を)やったことがないので楽しい。遊ぶ機会が増えるといい」などと楽しそうに話していました。 住人の3分の1が65歳以上のお年寄りだという福井市の東郷地区。児童との触れ合ったお年寄りは「子供さんと肩組んだり、名前を紹介したり楽しい」「孫は県外にいるので子供とゲームができて楽しかった。明日は疲れて寝てなあかんわ」と笑いながら話し、元気をもらった様子でした。 笑顔がこぼれた運動会は、ほどよい疲労とともに地域の絆が深まっているようでした。
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