【PFL】渡辺華奈がPFLフライ級レギュラーシーズンに参戦! 元UFCのシャナ・ヤングと初戦で対戦。Bellator女王カモーシュはヴェラスケスと3度目対戦から
2024年4月4日(日本時間5日)、米国テキサス・サンアントニオのボーイングセンターで開催される『PFL 1: 2024 Regular Season』にて、渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)の出場が決定。元UFCのシャナ・ヤング(米国)と対戦する。Bellator世界女子フライ級ランキング2位の渡辺はそのままPFLリーグ戦に出場することが発表されている。 【写真】2023年7月の『超RIZIN.2』でアルテイガに判定勝ちした渡辺 渡辺は、MMA8連勝(Bellator2連勝)で2021年6月の『Bellator 261』で女子フライ級ランキング2位のリズ・カモーシュ(現王者)と対戦し、1R TKO負け。キャリア12戦目で初黒星を喫した。その後、Bellatorでデニス・キールホルツに三角絞めで一本勝ちすると、2023年4月にイリマレイ・マクファーレンのホームで際どいスプリット判定負け。7月の『超RIZIN.2』でヴィタ・アルテイガに判定勝ちしていた。 2023年10月の『Bellator 300』フライ級で、体重超過のマクファーレンを5R TKOに下し、王座を防衛したカモーシェは「次は日本で渡辺華奈と」と次期挑戦者に指名していたが、今回の発表で王者カモーシェもPFLリーグ戦に参戦。4月大会でヴェラスケスとの3度目対戦に臨むことが分かっている。 つまり、Bellator女子フライ級ファイターたちの多くは、PFLのリーグ戦に参戦。 渡辺に敗れたキーホルツは、UFC4勝3敗からPFL初参戦のタイラ・サントスと対戦。米国ノーギ柔術で活躍し、Bellator2連勝中のジェナ・ビショップは、MMA4勝1敗のチェルシー・ハケットと対戦。また、PFL欧州トーナメント優勝のダコタ・ディチェバが、2連勝中のリサ・モールディンとの対戦が決定している。 群雄割拠の女子フライ級の「レギュラーシーズン」に参戦する渡辺は今後、勝ち点を積み上げ、「プレーオフ」(トーナメント準決勝)進出、さらに優勝賞金100万ドル(約1億4千万円)のチャンピオンシップを目指す。 デカゴンのなかで、レギュラーシーズンでは1R勝利に「クイック・シックス」として6点、2R勝利で5点、3Rフィニュシュで4点が与えられるなど、独自のポイント制を敷いているPFLで、果たして、渡辺はアメリカンドリームをつかむことができるか。 初戦の対戦相手シャナ・ヤングは、MMA9勝5敗(UFC1勝4敗)。UFCで初戦と2戦目で階級上のバンタム級で戦った後、フライ級に戻してジナ・マザニーに2R TKO勝ち。2022年11月にミランダ・マーベリックに判定負け後、2023年2月にPFL初参戦。『PFL Challenger Series 2023』でサンドラ・ラヴァドに判定勝ちを収めている。9勝中、2KO・TKOで3つの一本勝ち、4つの判定勝ちの戦績のヤングは、幼少時に空手、高校でレスリングを行い、BJJも習得、KOTCバンタム級王座にもついている。 粘り強いヤングを相手に渡辺は、立ち技の進化から得意の投げ技でドミネートできるか。