（写真：南日本新聞社）

　鹿児島県は２７日、地域高規格道路「北薩横断道路」の北薩トンネル（全長４８５０メートル）内で湧水による路面の浮き上がりが確認され、さつま町のさつま泊野インターチェンジ（ＩＣ）から出水市の高尾野ＩＣの間を全面通行止めにしたと発表した。復旧は未定。 　県土木部道路維持課によると２５日、通行者からの通報で、約５０メートルに渡り路面が最大約４０センチ浮き上がっているのを確認し、全面通行止めを実施。２６日に壁面コンクリートの剥がれ、２７日には土砂の流出が確認された。 　同課は今後、専門家の助言を受け、原因究明や復旧の検討を進める。詳細は２８日に会見する。