テレビ長崎

長崎市で建て替えが進む環境に配慮したごみ処理施設を、長崎市議会議員が視察しました。 長崎市戸石町のごみ処理焼却施設「東工場」は、老朽化に伴い建て替え工事が進んでいます。 このほど市議会の環境経済委員会の10人が視察に訪れました。 新しい工場には1日105トンのごみを処理できる焼却炉2基が設けられます。 熱を利用した発電機の性能も高くなり、エネルギーは従来よりも大きくなるということです。 長崎市　環境整備課　中田浩二　課長 「現在の東工場に比べて数倍のエネルギーをつくることができる。CO2の削減にまで寄与できる」 長崎市は工場で生まれた熱や電力を利用して、プールや温浴施設、夜景観光に活用する方針です。 稼働は工事が難航したたため、当初予定した2026年4月から2カ月半ほど遅れる見込みで、6月には周辺でのり面の崩落もおきています。 梅原和喜　委員 「今後（崩落が）ないように。また起きると工事が遅れてくるし予算もかかってくる」 長崎市は市民生活に影響が出ないよう、今後の対応を検討したいとしています。 工事の進捗率7月末時点で18％で、当初の予定は21％でした。