ドライヤーをかけながらスクワット、風呂で本を読む…頭のいい人がやっている続く「ながら習慣」の実例
日々の生活で効率良くインプットする方法は何か。整理収納アドバイザーの米田まりなさんは「インプットは平日の隙間時間に机以外の場所で、アウトプットは休日にしっかりと机に向かって、1週間の中で帳尻を合わせる形がおすすめだ。インプットの手段は多ければ多いほどよく、毎日の生活習慣とセットになっていると尚良しである。私も『ドライヤーをかけている間にスクワットをする』など日々の習慣の中に、『続けたいこと』を溶け込ませることを意識している」という――。 【この記事の画像を見る】 ※本稿は、米田まりな『やる気に頼らず、仕組みで結果を出す 一生使える「目標達成」の技術』(大和出版)の一部を再編集したものです。 ■朝食・着替え・用意は「WBS」、調理中は「ガイアの夜明け」を 勉強・仕事において、インプットとアウトプットは両輪で、どちらも欠かせません。 私の考えでは、「インプット2:アウトプット1」の比率が、バランスとしてちょうどいいと思います。 日々忙しい中で、細切れにアウトプットをするのは難しいため、インプットは平日の隙間時間に机以外の場所で、アウトプットは休日にしっかりと机に向かって、1週間の中で帳尻を合わせる形をおすすめします。 インプットの手段は多ければ多いほどよく、毎日の生活習慣とセットになっていると尚良しです。 例えば「毎朝、ビジネスニュースを読もう」という目標を立てたとき、早起きしてカフェに行き、新聞を読むよりも、同じ起床時間で、朝の身支度の最中、ニュース音声を耳で聞くほうが、より楽にインプットできそうですよね。 私はテレ東BIZの有料会員で、毎朝のスキンケア・メイクの15分間と、朝食の15分間、着替え・用意の15分間で、前日放送の「ワールド・ビジネス・サテライト」を欠かさず見る(聞く)ようにしています。「カンブリア宮殿」と「ガイアの夜明け」は調理中に見ることが多いです。
■ドライヤーをかけている間にスクワットをする 語学学習についても、机に向かう勉強と同じくらい、耳で流し聞きする時間は効果的です。 私が通っている語学学校では、授業中の会話を録音することが推奨されているので、iPhoneのレコーダーアプリで録音をし、メイク中や電車内で聞き返すようにしています。ただCDを聞くよりも、自分の発言を聞くことで、スピーキング力アップに繋がります。 人前でのスピーチやプレゼンなどの練習でも、自分の声を録音して何度も聞いて耳で覚えています。 このほか、私の「ながら習慣」を紹介すると、 ---------- ●ドライヤーをかけている間にスクワットをする ●鍋を煮込んでいる間にラジオ配信をする ●食後はソファで寝ながら講義動画を流す ●お風呂で本を読む ●歯磨きの間に片付けをする ---------- などなど。 日々の習慣の中に、「続けたいこと」を溶け込ませることを意識しています。 執筆や課題を解くなど、アウトプット活動は週末に集中させ、忙しい平日は、あまり机に向かわないようにしています。 ■学習内容をSNSでアウトプットする 自分1人きりで考えている企画は、往々にして世間のニーズとずれているもの。 「競合がいない、斬新なビジネスを思いついた!」と思っても、リサーチ不足で勝ちようのない競合がいたり、そもそもニーズがなかったり。 勤務先での新規事業は、同僚や取引先からアドバイスを受けながら、アイデアをブラッシュアップしていくのがいいでしょう。 起業準備中の場合は、経営者の先輩からアドバイスを受けるメンター制度や、起業家同士で意見を出し合うインキュベーション施設もありますよね。 事業に限らず、勉強や趣味、自己研鑽の場においても、自分1人で考えるより、人と意見を交わすことが、知識の定着・探究の鍵になります。 身近な先生からフィードバックをもらえるのももちろんいいですが、今はSNSの時代。 直接の面識がない相手とも、知識をシェアできるようになりました。 自分の考えを世間に発信しながら、他者の視点を想像したり、コメントをもらったりすることで、次のステップが見えてくるものです。