井上尚弥の衝撃TKO防衛を米国メディアも絶賛「情け容赦のないモンスター」
またボクシング専門サイトのボクシングシーン・ドットコムは、「井上は整然と試合を開始した。アメリカでのデビュー戦であるにも関わらず、急いでいる様子もなく、ニエベスのボディを攻めていた」としたが、第5ラウンドにニエベスを膝まづかせる体へのパンチを決めたあと、すっかり調子づいた井上が、第6ラウンドにニエベスをなじるような態度をとったり、腕を上げ観客を刺激したりしたことについて、「最初はファンも喜んでいたが、それが一線を越えていると感じた時、井上は、少しのブーイングを招いた」と、ボクシングにおいても、試合での態度においても感情的に観客を巻き込んだ一流ぶりを伝えた。 ロサンゼルス・タイムズ紙は、「井上は、陰謀は捨て、ニエベスに対し危険なボディショットを連打した」とし、第5ラウンドから相手が棄権した第6ラウンド終了までの井上の戦いぶりについて説明。そして、「自分は、彼の相手としては、あまりにも良すぎた」という井上の頼もしいコメントを紹介し、「彼の勝利は、いい選手がうじゃうじゃいるスーパーフライという階級で今後、面白い試合が実現することをセットアップした」と、今後の井上の展開に期待を込めた。 「アメリカでインパクトを与えたい」と言って米国デビュー戦に挑んだ井上は、その目的を果たすには十分の試合内容を披露して、米国メディアさえも震撼させたようだ。