米メディアはマリナーズ入団菊池雄星の“ノーモア大谷翔平契約”に注目
同じく地元メディアのMynorthwest.comは「菊池はマリナーズの計画に合う、そしてまた、その逆も考えられる」との見出しを取り、「マリナーズはメジャーとは異なる日本のスケジュールで登板してきた菊池を注意深く余裕を持って起用することになる。ポストシーズンもプレーすることを願いながら、5日ごとに先発マウンドに送り出すよりも、マリナーズは、菊池にメジャー2年目と、それ以降のシーズンを力強く過ごしてもらうことを目的に、彼のイニング数を抑制することができる。これは、ボラス氏がジェイク・アリエッタの契約でフィリーズと交わした内容に似た独特のものだ」と異例の契約内容を伝えた。 シアトル・タイムズ紙も、菊池の契約と起用法に関した内容を伝えた。 「マリナーズは、日本のプロ野球で、中6日、中7日で投げてきた菊池が中4日のメジャーのスケジュールに故障なく適応するための成長プランを披露した。マリナーズは、過去の日本人投手が故障したり、2年間、投げた後に激しく下降線をたどるような事態を避けたいと考えている。2019年の登板イニングや登板間隔を抑えることで、チームが『再建期』から脱却して優勝争いに参加すると期待している2020年、2021年に、菊池がより力強い投球を見せてくれると考えている」 記事は3月20、21日に東京ドームで開幕戦が行われることに触れ、「イチローと菊池の両選手は、2019年シーズンの開幕で親善試合の2試合とレギュラーシーズン2試合を行う東京ドームのフィールドにいることだろう」と予想。菊池が入団会見で「アスレチックスとの2試合のどちらかに先発するのか?」との質問に対して「そう願いたい。だけど、それは自分が言えることではない」と答えたやりとりが紹介された。 スコット・デービス監督は、東京での開幕戦での菊池の登板に関して、「彼は東京の開幕戦での先発争いの中にいることは確かだ。だが、決めるのは、スプリングトレーニングで、彼の投球を見て、どのように彼が我々のチームを理解しているかを確認してからになる。でも、彼が日本で先発してもいいだろう?」とコメント。菊池のメジャーデビュー登板が東京ドームでの開幕戦になることを示唆した。