横浜・織田翔希、完封で神宮デビュー 四国王者・明徳義塾を2安打に抑える【明治神宮野球・高校の部】
◇明治神宮野球大会高校の部2回戦 横浜2―0明徳義塾(神宮) 1年生では16年ぶりの神宮大会デビュー戦完封を飾った横浜(関東)の織田翔希投手は、グラブを突き上げた。「いい状態ではなかったが、バックもしっかり守ってくれた結果です。ハマスタと似たようなマウンドの硬さだったので大丈夫と思いました」。四国王者の明徳義塾を2安打3四死球に抑え込んだ。 チェンジアップなど変化球を低めに集め、185センチからの角度のある直球は145キロもマーク。最大のピンチは3回無死一、三塁。セーフティースクイズ失敗、為永が三邪飛を好捕、タッチアップした走者をホームで刺してくれた。織田は、関東大会初戦の東農大二(群馬)戦に続く完封。1年生としては2008年の慶応(神奈川)の滝本健太朗以来で、北九州市の足立中では軟式だった右腕がまたステップアップ。村田浩明監督は「難しい試合をよく投げ切った」と喜んだ。 チームが掲げた今秋の目標は、神奈川県大会から関東大会、神宮大会優勝までの公式戦15連勝。これで13連勝。神宮を制して甲子園で春夏連覇した憧れのOB、松坂大輔さん(西武ほか)にちょっぴり近づいた1年生右腕は「これを次につなげて、次もしっかり投げたい」と力を込めた。
中日スポーツ