人事担当者の説明に熱心に聞き入る就活生＝１日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター

　企業の採用活動が解禁となった1日、2025年3月卒業予定の学生らを対象とした合同企業説明会「タイムス就職フォーラムMARCH」（主催・沖縄タイムス社、エスエフシー）が宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。金融、自動車、小売りなど幅広い業種から73社が出展。約400人の来場者が人事担当者や先輩社員の説明に聞き入った。（政経部・崎間貴絵） 沖縄県内企業トップが語った2024年の展望 　沖縄国際大学3年の知念鈴さん（21）は拓南グループの入社4年目の社員と対面で意見交換した。「試験の内容や面接時の質問を教えてもらい参考になった。同社の会社説明会にも行きたい」と意気込んだ。 　琉球銀行に内定している名桜大4年の仲宗根理緒さん（22）はブースで後輩らの相談に耳を傾けた。仲宗根さんは「就活ノート」を作成し、質問に対する答えの可視化、言語化に努めたことを紹介。「『選んだ道を正解にする』という言葉を心に刻んでやってきた。今頑張っていることに全力で取り組み、来年共に働きましょう」と呼びかけた。 　採用・人事などの支援やキャリア教育を手がけるアールディ・フィールズ沖縄の宮城敦代表は「いろいろな企業を回り情報収集し、選考に向けては大学のキャリア支援課などを活用することで内定に近づくことができる」とエールを送った。