【香港】香港とペルー、FTAに署名
香港政府はペルーの首都リマで現地時間15日、同国政府と自由貿易協定(FTA)に署名した。 丘応樺(アルジャーノン・ヤウ)商務・経済発展局長と、ペルーのレオン通商観光相が署名し、香港政府トップの李家超(ジョン・リー)行政長官とペルーのボルアルテ大統領が立ち会った。リマでは15~16日にアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれていた。 香港政府によると、150を超えるサービス業をはじめ製造、輸出、投資などの各分野が恩恵を受ける見通し。双方が内部手続きを完了した後に発効する。 丘氏は、香港の企業と投資家がFTAによりもたらされる商機をつかみ、ペルーおよび中南米市場に事業を拡大することを望むとコメントした。 ペルーは昨年、香港にとって中南米で5位の貿易相手国だった。昨年の貿易額は52億HKドル(約1,030億円)。FTA交渉は昨年1月に始まり、今年7月に妥結した。 香港はこれで◇中国本土◇ニュージーランド◇欧州自由貿易連合(EFTA)◇チリ◇マカオ◇東南アジア諸国連合(ASEAN)◇ジョージア◇オーストラリア◇ペルー――の9件、計21カ国・地域とのFTAに署名。ペルーを除き、全てのFTAが発効済みだ。