2026年度から5学科→1学科に 福井高専が情報技術教育を充実 専門分野の人材育成へ
福井高専は、2026年度から、現在の5学科を1学科にまとめ、高度な情報技術教育を充実させて、専門分野に特化した人材育成に取り組むとしています。 福井高専は、現在「機械工学科」「電気電子工学」「物質工学科」、それに「環境都市工学科」「電子情報工学科」の5つの学科があります。 学校では、これを「未来社会デザイン工学科」の1つにまとめる手続きを進めています。 学科の中に「機械系」「電気電子系」「材料・生物系」、それに「都市・建築系」「情報系」の5つ系統を設け、他の分野の科目も履修できるようにします。 また「情報系」を除く4つの系統にはそれぞれ「専門探究コース」と「情報融合コース」を設け、生徒は2年に進級する際に、いずれかのコースを選択して、情報分野を深く学ぶということです。 福井高専では、人工知能AIをはじめ、高度な情報技術が急速に発展することを見据えて、情報に強い人材の育成に力を入れる方針で、改組後は演習や実験を充実させます。 2026年度からの新学科設置に向けては、来年1月末に文部科学省に申請する予定で、全体の入学定員はこれまで通り200人とし、選抜試験はそれぞれの系統行います。 なお学力選抜は5教科で行うとしています。