日本でもおなじみ「コストコ」が安定成長を続ける納得理由
巨大な店舗は会員制で、顧客の消費データが細かく分析できることが強みだ(写真:Getty Images)
アメリカ市場に上場している注目銘柄を取り上げる連載企画「はじめての米国株」。今回は、日本でも店舗を展開する会員制量販店のコストコ・ホールセール(COST)を紹介する。(最新の ドル円相場はこちら です)コストコはガソリンを中心とした価格の相対的な割安感で消費者の支持を集めている。インフレ率の低下や、高額商品の需要鈍化などで既存店の売り上げ成長は鈍化しているものの、中長期では海外などでの店舗網拡大による成長が期待されるだろう。 同社は1976年に飛行機格納庫を改造した倉庫店舗で事業を開始した。有料会員制(アメリカでは年会費60ドル)を採用して入店者を限定する一方、積極的なプライベートブランド商品(ブランド名はカークランドシグネチャー)の展開や、取扱品目数を絞り(扱う商品は食料品や日用品、家電など多様だが、それぞれの品目数は厳選)、低価格を実現することで会員を集めている。
本文:2,692文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
大和証券 米国株執筆班